新宿ゴールデン街で行われるお祭りをご存知だろうか。
今年(2023年)は8月24日(日)15時から22時までの間開催される、納涼感謝祭である(以後、納涼祭)。
公式サイトにだいたいのことは書いてあるのだが、おせっかいながら初心者にむけて、ゴールデン街にたどり着いて6年目になる筆者が補足解説をしたいと思う。
なぜかというと、初心者にこそ納涼祭への参加を強く推奨したいからである。
🔽公式サイト
- 結局、お祭りと言っても何がいつもと違うのか なぜ行ったほうがいいのか
- スタンプラリーがあるらしい
- 納涼祭じゃない日は入門しづらいのか?
- お酒飲めないんですがそれは
- 常連ばっかりじゃないの 内輪ノリ やだ
- やはり納涼祭…かなり良い
結局、お祭りと言っても何がいつもと違うのか なぜ行ったほうがいいのか
答え:値段が安い+知らないお店へ入るハードルがほぼゼロ
駅前や公園のお祭りといえば、やぐらがたったり屋台が出てきたり、あるいはステージなんかが設営されてアイドルやら地元の楽団やらが出演したりする。いつもと違う雰囲気を楽しみになんとなく足を運ぶこともあるだろう。
では、納涼祭のゴールデン街はいつもと何が違うのだろうか?2つある。
1つめは「参加店舗はチャージなし1杯500円」という点。
今でこそ外国人観光客が異常なほど増加し、ノーチャージの店舗も増えてきたが、ゴールデン街では基本的にチャージがかかる。
チャージというのは席代のことで、例えばチャージ1000円の店で1杯800円のお酒を飲んで帰ると、お会計は1800円になる。
納涼祭では、最低1軒500円あれば飲みに行けるということになるのだ(もちろんおかわりはしてもらえると嬉しい)。
もちろんこれは特別価格であることをお忘れなきよう。500円だから飲む!ではなく、この機会を利用して800円でもチャージがあってもまた行きたいお店を見つける…なんて考え方をしてもらえたら幸い。
2つめ、「知らない店へ入るハードルがほぼゼロ」というのも、当然1軒あたりの価格が安くすむのもあるし、短時間で次のお店へ行く人が多いからお店側もそのことをわかっている。とりあえず入ってみて、気に入ればおかわりをしても良いし、違うかなと思ったら次の店へ行けば良い。いつかの納涼祭で私は、その日のうちに気に入ったお店に舞い戻ったこともある。
なお、参加店舗というチラシが貼ってあるか確認すること。すべて参加しているわけではない(体感4割くらいかと思う)。
スタンプラリーがあるらしい
例年スタンプラリーがあるので、今年行けない人も覚えておいてほしい。
ルールは年によって違うのだが今年はこんな感じらしい。公式サイトより引用。
ほしい。
納涼祭じゃない日は入門しづらいのか?
結論:まったくそんなことはない。が、勇気は必要
ゴールデン街で飲み歩いているあるお客さんが言っていた。「何年も飲み歩いていても初見の店は入りづらい。ドアが閉まっていれば中が見えなくて入りづらいし、ドアがあいていれば盛り上がってる様子が見えて入りづらい」。
実際そうなのだ。
しかし
「ネットで検索したら出てきたので」というスーツの男性。
「ゴールデン街あこがれで初めて来ました」とキラキラした目の20代カップル。
「地図で目をつぶって指さしたらこのお店でした」新しい開拓の仕方をする大学生。
いろんな🔰尊き初心者🔰と出会ってきた。
1人で飲み歩ける人は別に何も言わなくていいだろうから、だれかと飲みに行きたい人へ入門の助言をすこし。
入門・おすすめしぐさ
- 2人、多くて3人で行く
- 席数が少ない店が多い。1人が最も自由度高く、人数増えるのにつれて入れる店も少なくなると考えるべし。
- 終電逃したときの選択肢にする
- 朝までやってる店が多い。通常より高い料金でネカフェやカラオケに行くのに飽きているなら来てみるといい。
- 込み入った話は終わらせてから行く
- 「こう振る舞え」というのはないけれど店員さんや隣の席のお客さんとの会話が楽しみの一つではあるので、2人で話し込みたい話題があるときは他でどうぞ。してても誰にも怒られないけど、行った気がしないよ。
- あまり店名をあてにしない
- なるべく角が立たないような例をあげたい。「バー・深海生物って店がある!ここはきっと深海生物オタクがいっぱいいるんだろうなあ。店員さんも詳しいはず!行ってみよう!」…これは当たることもあるが、開店当時のオーナーは深海生物オタクだったけどバイトの店員はそうではない、また高齢のオーナーの代替わり等々の結果、現在は「TikTokerの集まる店」になっている…ということが普通にある。まあとにかくいろんな人に聞き込みしたり、実際に足を運んでみるしか無い。
- 飲み過ぎない
- ぶっ倒れちゃって「お客様の中に医療関係の方は…」という場面を見たことがあるし、財布をなくしたとかそういう話も多い。終電すぎても朝までやっているので、お気をつけください。
- 知り合いづてに行く
- 〇〇さんがここによく来てて紹介してもらって、とかは嬉しいので取っ掛かりに利用しまくるべし。もちろん知ってる店員に会いに行くのも最高。
お酒飲めないんですがそれは
結論:問題なし
「飲めないと楽しくないでしょ飲み屋いっても…笑」という人は、モクテル屋にでもいってください(笑)。でも結構いますよね、シラフだけどちょー楽しい!みたいな、その場を楽しめる人。ぜひ来てみてほしい。
飲んべえは体調を崩す。体調を崩して、禁酒・減酒を余儀なくされている人たちもちらほらゴールデン街にはいる。今日はもう飲みすぎたからお茶にします、というのもよくある。お店側としてソフトドリンクの注文というのは特別なことじゃない。
まったく気にせず、コーラなり烏龍茶なり飲みに来てほしい。店舗は限られているが、食事を出す店をあるので夕飯を食べにゴールデン街へ行く、なんて使い方もできる。
談SINGシネマは焼きそば、ラーメン、夏は冷やし中華やそうめん、ピザ風卵焼きといったおかず系、デザート枠のバニラアイスなどかなり充実しています。仕事帰りの夕飯を取る方も多いです。(#PR)
常連ばっかりじゃないの 内輪ノリ やだ
結論:次の常連は🫵You…
わかる!たまたまあなたが立ち寄った日にそういう雰囲気だったかもしれない!内輪ノリほど新規が辟易するものはない!間違いない!
しかし、街全体としてはご新規WELCOMEな考え方だと思う。例えば、お客さん同士で盛り上がっていてそれに入れなかったとしてもきっと店員さんが話しかけに来てくれる。私だけかもしれないが、1人で来店したお客さんが最初はまごまごしていたのに最後は笑顔で帰っていくのを見たときの嬉しさは大きい。
居心地の良いお店、店員さんに出会えたら、その出会いを大切にしてもらいたい。好きは表現しろ、推しは隠すな。お前が常連になるんだよ。
やはり納涼祭…かなり良い
ゴールデン街のPRが続いてしまった。心理的ハードルがいくらか下がっていれば嬉しく思う。
こんな飲み屋街ではしごがしやすいイベントが納涼祭なのだ。ミーハーOK!お酒飲みたいだけOK!ギョロギョロと新規開拓店探しするもOK!疲れたら伊勢丹とかで買い物して帰ればいいんじゃない?
最後に宣伝です。
・納涼祭 8月24日(日)15時から22時
筆者は3番街2階 談SINGシネマにて、19:00から22:00の間お店に立ちます。お店自体は15時から納涼祭参加しています。どうぞお越しください。2階店舗なのでスタンプラリーのスタンプ2個です。