記録:高校卒業して1人暮らしをするまでにどのような会話があったのか

むかしのことで涙を流すことが多いです。しかし、鮮明に思い起こされるというよりも、内容を無意識的に美化していたり、逆にやたら悲劇的に思い返していたりすることも多いような気がします。

客観的に過去の事象を整理すれば冷静に回顧できるだろう、ということで書いた文章がこのエントリになります。

以下は、高校3年生の夏から卒業して1人暮らしをするまでの生活の記録です。実家を出るタイミングとしては比較的早い方ほうだったことに気がついたので、1(いち)ケースとして読み物になるかなと思ったので公開します。

ちなみに一人暮らし決意は中学生のときには固まっていたので準備期間はその頃からになりますね。

 

高3初夏(引越し9か月前)

母親に「卒業したらこの家を出ていく」と言う。親、激怒。私、泣く。親、泣く。連日の話し合い始まる。

私の主張は

・とにかく家を出る

・進学も就職もどうするかわからないけど卒業式終わったら出ていく

オレ……消えっから!

ティーダ(Tidus) on X: "エボン=ジュを倒したら、オレ…消えっから。 #FF10 https://t.co/W1d4IyYhkV" / X

親の主張は

・私大に行くなら学費は自分で払うこと

・国公立か専門なら入学費だけは出す

・進学も就職もせず家を出たら警察に通報する

の3点。

まず就職が選択肢から消えた。経済的安定は重要度が低く、就きたい職業もなく、進学校である高校の援助も少なかったからだ。

ということで、「進学します」で和解。とはいえ高校3年間をお金稼ぎに費やしていて勉強していなかったので、国公立も無理、目指したい私大も無いので自然と進路は定まっていった。

高3夏休み(引越し8か月前)

専門学校のオープンキャンパスに行き始める。主に卒業後の進路について細かく質問をしていった。「惰性で通っても高卒の就職先と変わらないな」と判断して、さてどうしよう、となっていたときに短期大学の存在を知る。

そして唯一の志望校が決定。結局この学校にだけ受験をすることになった。

このあたりで精神科の受診を親に相談するも拒否される。そのかわりに「毎日パンシロンを多量に服用する」ことを親に勧められ、従う。毎朝、枕元にパンシロンが補充される生活。何も変わらないので家にある色々な薬を試しているうちに、Bロン…とか、コ…タックとか、パブR…を引き当てて気持ちよくなる方法を知った。必然的にやりすぎて、1週間寝たきりになる。薬との付き合いについてはまた別の機会に書こう……。

高3秋(引っ越し半年前)

安定したルーティーンで粛々と日々をこなす。受験勉強。初期費用代を稼ぐバイト。お金の一部は月に1回くらい好きなバンドのライブで使う。

朝、目覚ましより先に誰かの怒鳴り声で目が覚める家だったので、朝4時とかからマクドナルドへ行くようになった。朝から受験勉強をします、という口実だったのですんなり許された。実際、勉強はしていた。

センター試験(引っ越し2か月前)

申し込んだのに六本木に遊びにいってしまった。親がお金出してくれて、志望校にはセンター利用もあったから受けることは無駄じゃなかったのに。

罪悪感から手の指をめちゃくちゃに切ってしまって、祖母にこっそり呼び出される(今まではバレないようにしていたのだが、このときは"狂"になってしまい)。心中未遂したときの話を聞かせてくれて「まあ、生きてはいけるのよ」って話をされる。学校には虚偽の点数申告をした。

志望校で試験(同時期)

お勉強セット。

これを落とすと、警察に通報されるか、〇〇で働きますッ!と言わなければならなくなる。ので、合格した。生きるか死ぬかみたいな気持ちだったので、受かる以外ありえないという気持ちだったので、全然不安とかなかった。家族は喜んでくれたけど、これで本当に家を出ていくんですねという落胆みたいなものはこの日から毎日のように感じた。

受験→合格発表までの間に物件のあたりはつけていた。合格できたらこの駅、滑り止めだったらこっちの駅…とか、学生にはよくあるケースらしく、受かったらすぐに書類提出して進めましょう。というところまで不動産屋で話をしておいた。

高3冬(引越し1か月前)

合格後にいよいよ契約を進める。未成年なので、親がハンコを押す。

初期費用は29万円だった。親に現金で手渡して、ありがとう。と頭を下げた。

家電や家具は日時指定をして注文し始めた。お金がどんどん無くなっていく。

卒業式〜引越し2日前

仮に3月15日が卒業式だったとして、入居日は3日後の18日にしていた。

卒業式翌日、別の高校に通っていたけれど好きだった女の子に連絡して遊びに行った。いつもわたしをきもちわるい!と言ってからかっていたので、今更こんなことをブログに書いてもうわっ…きもちわるい!と言われるだけと思い書きますが、恋愛対象として好きというか、性的な行為を…していて……地元を離れることに対する唯一の後ろめたさが彼女だった。誰にも言えないこれまでの色々をその子にだけは話した。

帰り際「明日も会おう」と言ってくれて→→↓↓

転居1日前

寝坊した私を起こしにきてくれた彼女とデニーズでブランチを取った。「…ちゃんは目を見て話さないよね 見ろよ」とか言って、わたしが目を合わせるまで腕に爪をたててつねってきた。あざができた。

転居日

部屋の片付けが手つかずだったのでめちゃくちゃ怒られた。せいせいしたはずなのに電車の中で泣かずにいられず、嫌だなあと思ったのを覚えている。

 

そんで今に至る!1人暮らしを選んで本当に良かった!HAPPY END!

試験前日のビジホで勇気が出せず視聴がかなわなかったスケベなビデオ。ホテルのVODで見かけると懐かしさを感じる。